錦織圭大活躍!!からの…苗字の話

個別指導baseの柴田です。

少し前になりますが、男子テニスの錦織選手、全米オープン準優勝でしたね!怒涛の快進撃というべきか、必然の勝利というべきか、普段の努力の賜物でさることは間違いないでしょうね。
ところで、錦織と書いて「にしこり」という苗字は珍しいですよね。そこで今日は苗字に関する話題です。

貴族と武士だけが名乗っていた「苗字」

1870年、市民が名乗ることを許されたのは、戸籍整理のためでした。しかし、それまで何不自由なく生活をしてきた市民にとって、苗字など必要なく、名乗り出る者はあまりいなかったようです。そこで、1875年に苗字を名乗ることを義務付ける法律が施行されたのです。
義務となっては仕方がないので苗字を名乗ることにするのですが、突然言われても思いつきません。そこでお寺の和尚さんや村の庄屋さんに相談する訳ですが、相談された方も大量に相談されてはネタが足りませんよね。
そこで、村じゅうを同じ苗字にしてみたり、山にたんぼがあるから「山田」だとか、川の上の方に住んでるから「川上」だとか、けっこう安易なネーミングが続出したと言います。その他にも、「田井(タイ)」・「平目(ヒラメ)」・「浜地(ハマチ)」・「多古(タコ)」など、海産物から名前を取ったものもあったそうです。

こうやって付けられた苗字の総数は非常に多く、全国で29万余の苗字が存在すると言われています。これほど苗字の数の多い国は珍しいそうです。

中国で500種類、韓国でも300種類くらいと言われてますので、日本の苗字の多さはまさに桁違いですね。