未来

個別指導base守山第二校 吉村です。

 

長かった夏期講習と夏休みも終わり、ついに二学期がやってまいりました。

皆さん憂鬱でしょうか。

 

さて突然ですが、Mr. Childrenというバンドの「未来」という曲をご存知でしょうか。

さして大ファンという訳ではないのですが、個人的に少し思うところがあります。

例えば、一番のサビにこんな歌詞があります。

 

『生まれたての僕らの前には ただ果てしない未来があって

それを信じていれば 何も恐れずにいられた』

 

「生まれたての僕ら」というのは、別に赤ちゃんの頃を言っているのではなく、皆さんのような若い時代のことだと思います。赤ちゃんが「何も恐れるものはない…」なんて言っていたら怖いですからね。

ともかく、その若い時には漠然と幸せな未来を思い描いて、何も恐れずに行動出来た、ということでしょう。

 

しかし、この後、歌はこう続きます。

 

『そして今僕の目の前に横たわる 先の知れた未来を

信じたくなくて 目を閉じて過ごしている』

 

若くない今は未来の先が知れてしまっている…

そしてそれを受け入れることが出来ずに目をそむけ、不幸な未来を感じつつ何もできないのです。先ほどとは対照的です。

サビに入る前にこうも歌っています。

 

『生きている理由なんてない だけど死にたくない

こうして今日をやり過ごしている』

 

完全なうつ状態だと思われます。更年期障害によるうつ病です。

生きている理由が分からず、かといって死ぬほどの気力もない。

勿論このまま終わりません。歌詞のラストはこうです。

 

『いつかこの僕の目の前に横たわる 先の知れた未来を

信じたくなくて 少しだけあがいてみる

 

いつかこの僕の目の前に横たわる 先の知れた未来を

変えてみせると この胸に刻みつけるよ』

 

これが救いであり、Mr. Childrenの素晴らしいところで、とにかく前向きに行動しようとしているのです。小さな行動を積み重ねることで、日々の億劫、受験の不安なども改善されるということです。

何にせよ思い当たることがあるのであれば、若いうちに『何も恐れずに』まず行動。

解決の糸口ぐらいは見つかることでしょう。

 

ちなみにこれは蛇足ですが、二番の歌詞にこんなフレーズが。

 

『出会った日の僕らにはただ 美しい予感があって

それを信じたまま 甘い恋をしていられた

そして今音も立てず忍び寄るこの別れの予感を 信じたくなくて 一人で過ごしている』

 

これは純粋に倦怠期と思われます。私も身の丈にあったフレッシュさを持っていたいものです。