クイズ!ヒューリスティック

個別指導base守山第二校 吉村です。

 

夏期講習もそろそろ中盤戦、少しずつですが皆さん、苦手だった単元を克服してくれているのが分かり大変うれしく思います。

また、中3生の皆さんは、クラブ活動、最後の大会も終え、ちょっと一息ついたころでしょうか。残りの夏期講習と、来月から行われる入試対策講座で下半期しっかりと受験勉強に取り組んでもらいたいと思います。

 

守山第二校では、夏期講習授業前にちょっとしたクイズを用意しています。数学の知識を駆使するものであったり、発想力が物をいう推理クイズであったり。これが中々、皆さん白熱して取り組んでくれています。知的好奇心というのは尽きることはないのですね。

 

…さて、そのクイズをこの場でもひとつ。

『とある大学教授のヨシヒロさんは、今年で52歳。

彼は最近、その大学生のトモミさんと結婚しました。

30歳もの年の差カップルに二人の友人はびっくりしましたが、それでもみんなが二人を祝福しました。

しかし、その結婚式の最中どう見てもヨシヒロさんと同い年くらいのおじさんが現れました。

ヨシヒロさんが誰だろうと、思っているとおじさんはトモミさんに向かってこう言いました。

「結婚、おめでとう。お母さん。」

驚くヨシヒロさんは、トモミさんにこのおじさんが誰か聞くと、トモミさんはためらいながら答えました。

「…私が生んだ息子です。」

 

これは一体どういうことでしょうか。』

 

 

…どうでしょうか。答えはわかりましたでしょうか。

実はとてもシンプルです。トモミさんは82歳でした。ヨシヒロさんの30歳年上です。

ヨシヒロさんと同世代のおじさんは正真正銘トモミさんの息子です。ヨシヒロさんは、すでにトモミさんに子どもがいたことに驚いたわけです。

 

どうしても年の差カップルというと男性が年上で、また大学生というと20歳前後を想像します。

しかし、82歳でも大学に行くことは不可能ではありませんからね。

 

こういった「○○であるならば、××に違いない。」という思い込みをヒューリスティックというそうです。

人間関係では全ての人で、完全に一致しているわけではありません。たまには「相手はそう考えていないかも…」と思っておきましょう。自分の常識は必ずしも相手の常識ではありません。予想外のトラブルが起きた時も対応しやすくなるとおもいます。

 

…ただし!

このヒューリスティック、数学の証明問題においては、とても重要です!

いろいろな判断を効率よく行っていきましょう!