映画に学ぶ英語力

個別指導base守山第二校吉村です。

 

あなたは洋画のDVDを字幕で見ますか。それとも吹き替えで見ますか。

…よくある、話の題材なので、何度か問いかけたことがありますが「映画なんか見ない。」という強者もいました。

そういう方も是非ご覧になってほしいと思います。読書と同じように、あなたの人生を彩る物語が沢山あると思います。

 

さて今回、英語力をアップすることに関してだけ言えば、

音声を日本語にして、字幕を英語にして見る。というのがお勧めです。

 

日本人の大半はリスニングが苦手です。その理由はシンプルで「何を言っているのかわからない」からです。

当然のことではあるのですが、実はこれは英語に事欠いて言えることではなく、日本語でも同じことが言えます。

文脈効果といって人は同じ文字や言葉でも、周囲の文脈で判断しています。

 

例えば誰かと会話をしていて、

「今朝、めざぁし時計が壊れていて、遅刻してしまって…」

と聞こえたとします。

言うまでもなく、「めざぁし時計」というのは「目覚まし時計」のことだと容易に判断できますよね。

「メザシ時計!?」

とは誰も思わないです。(多分。)

 

同音異義語の場合でもそうです。

もっとも文脈に沿ったものを頭の中で補完して判断し、初めて理解できるものなのです。

これは英語のリスニングでも同じことだと思います。

「ノ―」と聞こえた場合でも、英語に聞きなれていない私たちには、

No (いいえ)

Know (知っている)

Gnaw (かじる)

Noah (ノア:人名)

などのうち、どの言葉なのか分かりません。

 

しかし、

I ノ― him であれば、I know him.

Mice have ノ― であれば、 Mice have gnawed.

だと判断できます。

 

結局のところ一つ一つの単語を完全に聞くのではなく、全体で何を言おうとしているのかを理解する方が大切ということですね。

だからこそ日本語音声、英語字幕で見てみてはいかがでしょうか。

耳から得た情報というものはあいまいですが、字幕であれば明確に一つ一つの単語も分の構造も一目でわかりますし、なじみ深い日本語の方を聞いて和訳も得られます。

そして以外と中学生のうちに習う英文法だけで構成されていることも発見できると思います。

なにより文としての英語にも親しめます。

中にはよくわからない意味の単語も出てくるとは思いますが、大体こういった意味なんだろうな、と理解出来てくると思います。

映画のおおまかなあらすじは理解しているので、部分的にわからない英語がでてきても十分に楽しめて、なおかつ英語の勉強にも繋がると思いますので、是非試してみてくださいね!