孔子の教え

こんばんは。個別指導base 山城です。

瀬田校に入り、1ヶ月ほどたちました。ご挨拶の懇談の中で

いただいたさまざまなご意見、ご要望にお応えできるよう日々

精進してまいります。6月も引き続き懇談の場を持たせていただき

保護者の方々のご理解を賜ろうと思っております。よろしくお願いいたします。

 

今日はある新聞に載っていた「後世に伝えたい孔子の教え」について

聖書に並び、死後2500年以上経った今でも読み継がれている書物があります。

中国・春秋時代の学者・思想家で儒学の祖、孔子の言行録である「論語」です。

この書物に書かれている言葉は現在、四字熟語などとしても頻繁に使われています。

中身はごくごく当たり前のことしか書かれていません。

では、どうしてそんな本が「聖書」と並ぶ人類のベストセラーになれたのでしょうか?

それは、人間にとって当たり前のことこそ忘れられやすく、社会の動乱や人生の迷いは

当たり前のことが忘れられた結果、生じているものだからです。

「論語」のもう一つの特色は孔子が誰にでも実行できるアドバイスをしている点です。

やかましい道徳を述べた本ではないのです。

(学びて時にこれを習う、亦た説ばしからずや)

・・・自分が学んだことを復習して、できなかったことができるようになることはとてもうれしいことだ・・・

苦手な科目のテストの答案用紙が返ってきた時、「見たくもない」と思ってそのまま

かばんの中に入れておいた経験はありませんか。

しかし、あえてその答案を見てできなかったところを勉強してできるようになれば、それは

とても気分がいいものです。復習をしてできるようになることはとても楽しく、うれしいことです。

(己の欲せざる所、人に施すこと勿れ)

・・・自分が人からされて嫌だと思うことは人にしてはいけない・・・

いじめの問題が起きるたびにこの短い言葉の意味の大きさを感じます。

 

「論語」の中にある四字熟語などになっている言葉

温故知新、付和雷同、巧言令色、剛毅木訥、切磋琢磨

一を聞いて十を知る、急いては事を仕損じる  など

「論語」はたくさんの文章からできていますが、「聖書」のような物語では

ありません。そのため、読み手が好きなところから読めるようになっているのが特徴です。