定期テストで国語の点数を上げる方法

中間・期末テストで国語の点数がなかなか伸びないという皆さんはきっと、国語ってどうやって
勉強するのかが分かっていないのではないでしょうか。
多くの生徒さんが国語の勉強は「漢字」だけやって終わらせてしまったり、「学校のワーク」
を1回解いて満足したりしているのではないでしょうか。
国語の勉強は、中間・期末テストなどの定期テストの勉強に絞った学習方法を提案していきますので、
思うように点数が上がらない、勉強の仕方で困っている、などの場合はぜひ試してください。

①教科書の音読
定期テストの勉強では音読がもっとも効果があります。中学校の試験範囲が発表になるのはテストの
2週間前くらいだと思います。その前から音読を始めているのが理想ですが、少なくとも試験範囲が
発表されたら、できるだけ毎日テスト範囲の文章の音読をしましょう。
100回とはいいませんが、20回くらいは読んでおくと効果絶大です。そんなことでテストの成績が上がる
のか、と思われるかもしれませんが、やってみると違いは歴然です。ただ、音読するときには、きちんと
普通の声の大きさで自分の声を自分の耳で聞きながら読むことが大切です。
特にこの効果がもっとも上がるのは古典です。古典では音読がしっかりできるようになっていればほぼ
点数を取ることができます。

②学校のワーク「3回以上」
これは国語の学習に限ったことではないでしょう。他の教科でもワークがあるわけですから1回で
終わりにせず、3回以上は繰り返すことです。定期テストではワークからの出題が多くなります。
ワークを解いたにもかかわらず同じ問題が出ても正解できなかったり、同じ問題だったとしても
気付かなかったりするのは、よくあるケースです。
ワークを終わらせて満足していては点数には結びつきません。
・1回目:ノートに一通りすべて解いてみる。
・2回目:間違えた問題は解説を確認しながら解き直す。
・3回目:ワークに直接書き込みながら最終チェック。

③新出漢字の「書き」練習
テストには漢字が必ず20点分くらい出題されると思います。国語の点数があまりよくない生徒の答案
では、漢字で点数を落としていることがあります。漢字は文字そのものに意味がありますので、必ず
「書いて」練習をしましょう。単純に何回も書いて覚えるよりは、書いてみて覚えられない漢字を中心に
練習すれば時間短縮にもなります。すべての漢字を同じ回数練習することはないということですね。

④学校の「ノートやプリント」のチェック
定期テストの文章題では、ワークのほか、授業中に先生が言ったこと、板書事項やプリントなどに
書かれていることからの出題も多いのです。ノートは授業中に写して、それだけで終わりという場合
が多いようです。テストの勉強の時に教科書とともにノートを見て大切なポイントや大事な箇所を確認
することを必ず行ってください。

⑤文法問題
定期テストでは文法が範囲に入ると思います。文法は苦手で、後回しにしてしまう生徒が多いです。
細かい内容はここで記載できないので、ひとつだけ学習するポイントを書いておきます。
「文節区分と文の成分」の理解
文法の基本は文節です。しっかり文節区分をできるようにすることとそれぞれの文の成分をきっちり
理解できるようにしてみましょう。どの文法事項をやる上でも、分からなくなったら、文節に返って
学習をするようにしましょう。まずは文節を完璧にすることです。