宮沢賢治

こんにちは。個別指導base 山城です。

急に肌寒くなり、風邪でダウンの方もちらほら。健康管理には十分気をつけてください。

 

流行語となった「じぇじぇじぇ!」は、大好評のうちに終了したNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で

使われた驚きの地元表現。「じぇ」の数はその度合いで、三回は最高レベルです。

舞台が東北(岩手)で、番組後半、東日本大震災後の鉄道復興が話題の中心となり、挿入歌に

宮沢賢治作詞・作曲「星めぐりの歌」が随所に流れたこともあって、賢治童話「銀河鉄道の夜」の

ジョバンニとカムパネルラを思い出しました。

ということで、本日は先ほどの「銀河鉄道の夜」や「雨ニモマケズ」で知られる宮沢賢治を紹介します。

賢治文学の源は、その想像力を育んだ四つの柱から成るとされています。

1 自然 (小学生の頃より鉱物や昆虫採集に熱中。岩手山に何度も登り、天文にも詳しかった。)

2 宗教 (父が浄土真宗の信奉者で、仏教に囲まれて育った。法華経に帰依・キリスト教にも共感。)

3 科学 (高等農林学校で地質学や農芸化学を学習。農民に役立つ科学を目指した。)

4 農業 (晩年に農民となり、農民生活向上のための活動拠点を設立。勉強会や音楽会を開いた。)

東北で生涯のほとんどを過ごしながら、時空を超えた広がりのある賢治文学。賢治は自然に親しみ、

科学者の視線を持ちつつ、宗教の思索を深め、一方で地に足の着いた農民生活に理想を求めました。

一見バラバラな思想が同居することで生み出される想像力が、その源泉なのでしょう。

東北の自然を愛し、宗教や科学、農業にも情熱を注いだ彼の生き方を知ると、作品をもっと身近に

感じられるかもしれません。

 

彼は「玄米」の印象が強いですが、教諭時代には生徒にカレーライスや牛丼をご馳走したり、自身も

うな丼が好物。菜食主義から贅沢、そしてまた粗食と変化したようで人間らしい側面も持ち合わせています。

他にも人間味あふれたエピソードは数多くあるのです。

「じぇじぇじぇ!」

 

次回は・・・「ガラケーの逆襲?」をお届けします。