勉強・学ぶことの本質

 

今年も残りわずかとなってきました。

人間は忘れやすい生き物なので、

一年の振り返りは、自分でやってみてください。

大事な目標や気持ちを思い出すかもしれませんよ。

 

今日は、学ぶことについて少しお話ししたいと思います。

 

 先日、祖父の1周忌があり、実家に帰っていました。

いろいろな話を親戚の方とさせてもらいましたが、

やはり話題は祖父の時代、祖父の話が多かったです。

私の祖父は昭和元年生まれです。

祖父の時代は、今の私たちでは想像がつかない話ばかりです。

祖父は、戦前も戦後も経験していますが、どちらも裕福な時代ではなかったはずです。

たった80年くらい前の話です。

ただ、話を聞いていると本当に学ぶべきことは多いです。

 

今、皆さんは歴史を勉強していると思います。

なかなか興味がわかない人も多いと思いますが、

まずは自分のおじいちゃんやおばあちゃんに話を聞いてみて下さい。

本当に面白いです。自分たちの時代とまったく価値観が違っているはずです。

そこから、おじちゃんのおじちゃんの話を聞いたりすると、

あっというまに明治時代くらいになると思います。近代まではあっという間です。

 

そこで、大事なことは、その時代の考え方や価値観を考えるという事です。

武士の誇りが大事だった時代、

戦争が多かった時代、

食べ物が少なかった時代、

経済が発展した時代

と本当にさまざまです。

今の価値観だけで考えるのではなく、その時代の背景を考えてみて下さい。

この考えは、今の時代を生きる上でも役に立ちます。

人それぞれの考え方があるからです。

学ぶことの一つの本質として、

いろいろな価値観が身につくということがあります。

 

歴史の問題を大人になって聞かれることは、

ほぼないです。

ただいろいろな時代の価値観や人物を勉強することで、

いろいろな価値観・考え方が身に付きます。

これは、大人になればすばらしい財産となります。

 

学ぶことの大切さは、ただ点数を上げる事だけではないので、

みなさんも、勉強できる環境に感謝して、自分に正直に

いろいろなことを学んでください。