仕事と子供時代の関係

 

 

 各教室では期末テストの結果をもとに、夏休みの計画を立てている頃だと思います。

今日は、仕事と子供時代の関係についてお話ししたいと思います。

 

 大人になると、一日の大半は仕事の時間となります。

私の定義で仕事といえば、誰かの為に何か役に立っている事だと考えています。

当然、家事や子育てをされているお母さんも含まれます。

よく生徒に「仕事は面白いの??」「仕事って何をするの??」と聞かれます。

世の中にはいろいろな仕事がありますが、子供たちのイメージの仕事は、ほぼドラマのイメージや自分の親のイメージとなっています。

ドラマのようにいろいろな事件が起きてそれを解決したり、人間関係(上司に怒られたり、部下にばかにされたりなど)が大変そうとか考えているお子さんが多いです。

仕事について、仕事を始めるまではあまり情報がないので仕方のないことだと思います。

仕事をはじめればわかることですが、ドラマみたいにそうそう事件は起こりません。

だれにも気づかれず、こつこつ仕事をして土台を作っている人がほとんどです。基本、事件が起こる場合はクレームになります。

一概にはいえませんが、仕事というのは生徒の皆さんが思っている以上に地味な作業が多いです。

輝く瞬間、楽しいと思う瞬間、やりがいを感じる瞬間は、ほんの一瞬になります。その瞬間を楽しみに、日々努力や作業をしていくのが仕事となります。

特別な能力も必要な仕事はありますが、基本は「準備」 「想像力」 「実行力」がとても大事になります。

 なぜ、今回このようなお話をしているかというと、将来仕事をする時に、今子供達が日々経験していることがとても大事になるからです。

勉強や部活でいえば、日々の勉強時間や練習が準備となります。テストや試合が輝く瞬間ですが、それまでの準備で結果は決まってしまいます。

友達との関係、先輩後輩、少し知り合いの関係など人間関係は想像力を養えます。

よくコミュニケーション能力といわれますが、相手がどのように思うのか、または考えるのかを想像して人間関係は接することが大事になります。

最後になりましたが、実行力。これは何でもやってみること。失敗すれば、これは失敗するという経験になるので、何もしないよりは数段よいことです。

子供時代は未経験が多いので、チャレンジするという実行力をつけてもらいたいです。

 夏休みという長い期間は、時間を持て余すこともあると思います。

まずは何か実行にうつしてみてください!!勉強をいつもよりすることを私たちは願っていますが、まったくやらないことも経験にはなります。

想像力を膨らませて、2学期どのような生活を送りたいのかを考え、準備をして実行してみてください。

皆さんもうすうすわかっていると思いますが、まったく勉強しないと大変な二学期がおとずれると思いますよ。