個別指導base守山第二校 吉村です。
明富中学校でも本日、中間テストを終えられました。今年度から来ていただいている方も多く、初めてのテスト対策お疲れ様でした。
さて、近日中にテストが返却されてくるとは思いますが、努力に応じた結果が残せない人たちも中にはいるかと思います。
さて、唐突ですが、こんな実験をご紹介したいと思います。
スタンフォード大学では400人の小学生を対象にやさしいパズルを解かせました。
すると子どもたちはやさしいパズルなので、みんながよい成績を収めます。そして、その後子どもたちを二つのグループに分けました。
一つのグループは知性や才能をほめました。
もう一つのグループは頑張ったことに対して努力をほめました。
その後、両グループの子どもたちにもう一つパズルをやってもうらうことを告げ、難しいものと簡単なものどちらをしたいか質問しました。
すると知性や才能をほめられたグループは大半が簡単な方を選んだのに対し、努力をほめられたグループは難しい方を選択しました。
知性をほめられたグループは、その自信が傷つくのを恐れたのでしょう。
さらに実験は続きます。
次に大学は子どもたちの選択にかかわらず、難しいパズルを与えました。(結構酷いことしています。)
その結果は努力をほめられたグループは知性をほめられたグループよりも熱心に取り組み明らかに成績が高くなったそうです。
…すなわち人間は頭や才能のような生まれ持ってきたものをほめられるより、努力や行動などをほめられた方が長期的に自信を持ち続けることが出来るのです。
保護者の方には結果がどうあれ「頑張れ!」ではなく「頑張ったね。」と伝えてあげてください。ストレスを感じているのはそれだけ行動してきたことの証です。その努力を認めてあげるだけで子どもたちは自分自身を受け入れて更に行動してくれると思います。
…やりすぎるとそれはただの甘やかしです。とにかくほめると言うことでは決してありません。