感謝と成長

 中学生の皆さん、中間テストお疲れ様でした。

中間テストも終わり、生徒の皆さんも少し落ち着いてきたころだと思います。

 

今日は野村克也さんの本を読んでいて感じたことをお話ししたいと思います。

 

 野村克也さんといえば、いわずと知れたプロ野球界の重鎮です。

現役時代には三冠王になり、監督としても活躍していた方です。また、「野村再生工場」といわれ、いろいろな人を復活させています。

その野村さんが成長する人、結果を出す人のポイントを書いていました。

 

①「短所を修正することで、より長所を伸ばす」

②「親や周りの人に感謝しているか」

 

この2つが最も重要と書いていました。

①の理由としては、短所の影響で自信を無くすと、長所も出なくなるということ、得意なことは進んで努力するが、苦手なことは意識しないと努力出来ないということをあげられていました。

 

これは勉強にも相通じるところがあると思います。テストの合計点が悪いと自信を無くし、得意な科目もミスが目立ち、点数が下がるということは本当によくあることです。

子供たちに自信をつけてあげることが成績につながると私も考えているので、とても納得させられました。

また、苦手なこと、苦手な科目は進んでなかなか出来ないので、カリキュラムを作ったり、計画をたてたりすることが重要になります。これは塾の方でもお手伝いしていきたいと考えています。

 

②の理由としては、人が努力をしたり、成長するには、何かモチベーションがないと難しいということです。

昔であれば、おいしい食べ物を食べたい、よい服を着たい、お金がほしいなどハングリー精神をモチベーションにする人が多かったそうですが、今の社会環境でそれはなかなか難しいと感じます。

そこで野村さんが人を見てきて、成長する人の違いで感じたのが、周りの人や親に感謝をして、その思いに応える為に頑張れるという人が成長すると確信したそうです。

 

子供のころはなかなかそういう気持ちはもてないかもしれませんが、いつも応援してくれる、塾に通わせてくれている親御さん。送迎をしてくれるお母さんなど感謝を感じることはいっぱいあります。

感謝をして夢や目標にむかっていれば、壁にぶつかったときもうひと踏ん張りできると思います。そのもうひと踏ん張りが成功の差になると感じています。

 

 いきなり明日から感謝しようと思ってもすぐにできることではないですが、出来るだけ「ありがとう」を言葉にして感謝を伝えたいと、私も考えています。

 

最後は野村さんの言葉でしめたいと思います。

 

「人間は多くの人たちに支えられて成り立っている。それに対する感謝の心を持つことによって人は大成していくのではないかと思う。」