話も聞けて、地図も読める男女

個別指導base野洲校 吉村です。

 

12月に入り冬期講習という怒涛の月間が始まりました。冬期はそれほどでもないですが講習月間というのは、普段より復習に特化できる期間です。

特に受験生である中学3年生にとってはこれまでの中学生活の総まとめ。科目によっては二年、あるいはそれ以上前に学習した部分もあるため、誰しも忘れてしまっているところが多いようです。

さて、話が少し脱線しますが、よく男性は理系向き、女性は文系向きなんて言葉を聞きますよね。

その昔、「話しを聞かない男、地図が読めない女」という新書がベストセラーになったことがありました。男性と女性では脳の構造が根本的に違うため女性は空間認識が苦手であるという内容のものでした。生まれ持ってきたときにある程度個人の能力が発揮できる分野が決まってしまっているのではないか、ということです。

 

…うーん、はたして本当にそうなのでしょうか。というのも、私は文系で、恥ずかしながら地図を読むのが割と苦手です。よく道に迷います。もちろん例外はあるとは思います。私がその例外であるということに否定はしません。

しかし、カシ族という女性が主導権を握っている民族に簡単なパズルをしてもらった際、男性と同等の力を発揮し、男女間で大差は出なかったというデータがあるそうです。

つまり、能力の差は男女間には存在せず、社会のそういった意識に影響を受けているのではないでしょうか。

もちろん社会的な意識の他に

「自分は数学が苦手だ…」

「私は英語が得意じゃない…」

という個人の思いも同じです。

 

そう思い込んでしまうと、どんどん気持ちが閉じ込められてしまい、さらに実力を発揮できなくなってしまいます。ですから、「これは思い込みなのでは?」と考えてみてはいかがでしょうか。行動してみれば意外と出来るかもしれませんよ。