監督は君だ!

個別指導base守山第二校 吉村です。

 

ゴールデンウィークの一週も終えて今日からまた長い一週間が始まりました。ここから夏休みまでまとまったお休みはなく、今月末には明富中学校でも中間テストが待っています。

中々辛い日々が続きますが、もう一つか二つか踏ん張って今学期を乗り切っていきましょう!

…とは言え、この連休はちょっと名残惜しいですね。皆さんの話しを伺っていると、あまり遠出に行かれた方はいらっしゃらないようで、ご家庭で過ごされた方ばかりのようです。

かく言う私も、本棚に眠らしたまま手をつけていない本を読むことに最も多くの時間を費やしてしまいました。

珠玉のエンターテイメントというのは映画やドラマに限らず、活字の中にもあります。私が先週読んでいたものもそういった名作品ばかり。映画化されたものも沢山ありました。

映画化するに当たり、映画監督は原作のイメージを壊さないまま息を呑むような映像の世界に変換しなければなりません。そうするとどうしても表現手段が違ってくるわけですから、相違点というのも多々でてきてしまいます。

結局ある文学作品を映像化するということは、そのエッセンスをくみ取って沢山の部分を大胆に切り捨てながら、脚本家や監督・俳優たちが独自の解釈を生みだしていくということに他ならないのですから、ある程度仕方のないことなのかもしれません。

それらは、どちらが良い悪いと単純に優劣をつけられるものでもないはずですが、時に映画のインパクトがあまりに強すぎて、私たちはその解釈を鵜呑みにしてしまいかねません。

 

一方小説を読むときは、読み手が積極的に物語の世界に関与していかなければ、文字は紙の上の黒いインクのしみに留まってしまうのです。読書をするということはやや骨の折れる作業かもしれませんが、それは読者自身が映画監督となって頭の中でその物語を映像化していくような素晴らしい体験です。

前回しかり、今まで散々映画の話しばかりしていましたが、時には文字の世界に没頭し、想像力という翼で自由に羽ばたいてみませんか?