ゴールデンロードショー

個別指導base守山第二校 吉村です。

ゴールデンウィーク目前、今年は飛び石連休になりますが、皆さんいかがお過ごしになられるのでしょうか。話を聞いていると、どうやらなかなか部活動が忙しいようで、まとまったお休みというのはあまりないようですが、そんなお休みの過ごし方と言えばやっぱり映画ですよね!

というのも、この「ゴールデンウィーク」という言葉の由来はもともと映画業界が作りだしたというのが最も有力です。

キッカケになったのは、1951(昭和26)年の映画『自由学校』公開に由来します。
この映画は変わっていて、松竹と大映の二大映画製作会社が同じ名前の映画を別々に製作し、しかも5月初旬の連休に同時に公開。
松竹側の作品には、佐分利信、高峰三枝子、淡島千景、杉村春子などの豪華スターが出演。
大映側も同様に、木暮実千代、京マチ子、大泉滉などの豪華スターが出演し、どちらも大ヒットを記録!

5月の連休に興行成績のよい映画が誕生したことは、「正月やお盆の時期にしか大ヒットは出ない」とされていた通説を覆すことになり、映画界にとっては今後の戦略を左右する大きな出来事となり、業界は一気に活気づきます。

とくに、大映にとっての『自由学校』は設立以来の大ヒットとなる記念碑的作品となり、当時大映の専務取締役だった松山英夫氏が「興行成績がよい、輝かしい期間」という意味を込め、この期間を「ゴールデンウィーク」(和製英語)と命名。
以来、ゴールデンウィーク公開に照準を合わせて、人気スターを起用した作品を立て続けに製作。
もちろん、「ゴールデンウィーク」という華やかなキャッチフレーズをつけ、映画宣伝用のポスター等も数多く制作。こうした策は見事的中し、観客動員数の高いヒット作が次々と誕生することに!

このように、最初は映画の宣伝文句として使われていた「ゴールデンウィーク」ですが、次第にほかのレジャー産業なども追随し、50年代中頃には広く世の中に定着していきました。

(※諸説あります。)

以前のブログにも書いたシリーズものの超大作の数々は残念ながら夏以降の公開なので、少し話題作は少ないですが、映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。