文章を彩る調味料

個別指導base守山第二校 吉村です。

個人的なお話で申し訳ないのですが、私、趣味で音楽活動を行っております。残念ながら文才にはあまり恵まれなかったので、作詞は致しませんが、気が向けばときどき作曲はしています。

作曲する際に役に立つ知識はコードと呼ばれる和音です。音楽とは縁のない方もCメジャーやDマイナーなんて言葉は聞いたことがあると思います。私も全て覚えているわけではないのですが、コードの持つイメージが頭の中にあると非常にスムーズに作曲できたりします。

例えば

メジャーコードは、元気いっぱいで底抜けに明るいイメージ。

マイナーコードは、重たく、気分が沈むイメージ。

セブンスコードと呼ばれるものは、不思議な響きで少々不安定。

ディミニッシュコードと呼ばれるものは、不安定で緊張感がある。

マイナーセブンフラットファイブコードという言うだけでも大変なコードは、落ち着きがないですがどこか豪華なイメージがある……などなど。

持っているイメージが多ければ、より表現力のある曲が書けるわけです。

 

料理を作る時もそうでして、調味料の味のイメージが頭の中にあれば味付けも簡単に済みます。

ブリ大根を作る時に辛くて後味のいい、豆板醤はいりませんし、シチューを作る時につやが出て出汁のきいた、みりんはいりませんよね。

 

いろいろと脱線してしまいましたが、普段の勉強でも同じことが言えると思います。

作文・英作文では、最終的に仕上げる文章のイメージを持ち、どういった表現を使えれば、完成度の高い文になるのかを考えていきましょう。頭の中の引き出しに沢山の調味料があれば表現力の高い文章を作れるはずです。新たに習った語句や単語も、「この先使うことはないだろなぁ。」ではなく、「少し日本語訳とは違うけれども、この表現はこんな風にも言いかえられるかな。」とイメージを膨らまして、手持ちの調味料を増やしていきましょう。