五・七・五

個別指導base 守山第二校 吉村

 

天高く馬肥ゆる秋。果物がおいしい季節です。

小学6年生は今、学校で俳句の勉強をしています。

松尾芭蕉や小林一茶などの名句は、小学生には難しいかも知れません。

しかし、大人になれば、その深い味わいが理解できます。

例えば、正岡子規の秋の俳句で、「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」というのがあります。

鮮やかな秋の色をした柿と、美しい秋空の下に広がる法隆寺の情景。響き渡る鐘の音が、大人の五感を刺激するのです。

「柿を食わなくても、鐘は鳴る。」などとへりくつを言っているようではまだまだお子ちゃまです。

滋賀県高校入試問題では、季語や切れ字などの知識を問われる設問が頻繁に出題されますので、良い子のみなさんは、俳句の味わいが理解できなくても、表現技法についてはきっちりとおさえましょう。